デジタル推進課

KNIME・Excel Macro・Power Automateなど日々の業務で使用できる自動化ツールを中心に書き綴ります

KNIME - マニュアルでテーブルをKNIME内で作る ~Table Creator~

f:id:makkynm:20201220102602p:plain

 

 

はじめに

さて、今まではExcel ReaderやCSV Readerで外部からテーブルを取り込んでいましたが、KNIME内だけでテーブルを作りたいなーというときに使えるNodeです。

 

 今回のテーマ ~Table Creator~

f:id:makkynm:20200611091116p:plain

テーブルをKNIMEで作る ~Table Creator~

 

覚えてほしいこと

テーブルを作りたいときはTable Creator

 

やりたいこと

テーブルをReader Nodeを使わずに作る

f:id:makkynm:20200611091241p:plain

やりたいこと - KNIMEでテーブルを作る

 

Table Creatorの使い方

テーブルをReader Nodeを使わずにマニュアルで作りたいときに使えるNodeです。

自動化の観点からすると、一度作ったKNIMEを修正しないようにするには、ExcelCSVファイルからInputを取る方がおすすめですが、基本変わらない値を入力するときや簡易的にデータを作成したいときに使います。

Workflow

f:id:makkynm:20200611091116p:plain

Workflow - Table Creator

Workflowは下記からダウンロードできます。

kni.me

Confirm - Before After

下図のようなテーブルがマニュアルで作れます。

f:id:makkynm:20200611091241p:plain

Confirm - Table Creator

Configure

 Excelの操作感で操作できるかと思います。

f:id:makkynm:20200611093246p:plain

Configure - Table Creator

 

Step1 - Cell Input セルの値を入力する

 Excelの要領でセルに値を入力していきます。上のInput lineからも入力可能です。

 

Step2 - Highlight output table 出力しないものはグレーアウト

便利なのでチェックを入れておきましょう。どれが出力されるセルなのかがすぐに分かります。

 

Step3 - Column Properties コラム名・データ型の設定

さて、どこかで見覚えありませんか?

File Readerで見たものと同じですね! コラム名とデータ型を指定してきましょう。

Don’t include column in output table にチェックを入れると、その列はコメント行として認識されて出力されません。

 

Step4 - Row Properties 行名の設定

 続いてRow IDを作る設定です。Row IDは下記のように作られます。

Row ID=Prefix + counting + Suffix

まずPrefixに入力した名前が一番最初に来る名前です。そのあと、Countingでスタートする数字を選択できます。デフォルトでは0始まりですね。

1行目は0、2行目は1というような形になります。

最後にSuffixです。ここに入力した文字を最後につけることができます。

あまり使わない機能ですが、Row IDを使用するNodeが出てきたときに使うかもしれませんね。

 

右クリックのその他メニュー

例や行で右クリックを押すと、Excelのように、行の挿入や、行の削除などができます。

 

おわりに

 今回は簡単だけれどもパッとテーブルを作りたいときに使えるNodeを紹介しました。Inputファイルとして定義しなくていいものに対して使ったり、テスト用に使ったり様々用途はあると思うので、こんなのがあるんだなーくらいに覚えておくといいと思います。ではまた!

 

 

 

参考リンク