デジタル推進課

KNIME・Excel Macro・Power Automateなど日々の業務で使用できる自動化ツールを中心に書き綴ります

KNIME - 行/列の入れ替え ~Transpose~ Excel貼り付けオプションの自動化

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はじめに

今回はExcelの貼り付けオプションにある、行/列の入れ替えの自動化です。

簡単なので、さっと流していきましょう。

正直、行と列の変換はPivotingで処理することが多いため、この用途ではあまり見かけません。このNodeが一番力を発揮するのは、コラム名とRow IDを入れ替えたい場合です

 

 今回のテーマ ~Transpose~

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今回のテーマ - Transpose

覚えてほしいこと

コラム名とRow IDを入れ替えることができる

 

やりたいこと

Excelの貼り付けオプションの中にある、"行/列の入れ替え"を自動化します

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Excel - 貼り付けオプション 行/列の入れ替え

 

 

Transposeの使い方

このNodeは今後説明する、Reference Column Filterや、Insert Column HeaderなどのNodeを使用するために間に挿入されることが多く、それ以外の用途ではあまり見かけません。

Workflow

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Workflow - Transpose

Workflowは下記からダウンロードできます。

kni.me

Confirm - Before After

コラム名とRow IDが入れ替わっていますね。もちろん行と列も入れ替わっていることが分かります。

また、KNIMEは列単位で処理を行うので、データ型が分からず、?になっています。データ型がないとKNIMEはその後の処理をすることが難しいので、行/列変換はPivotingで処理が多いです。

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Confirm - Transpose

Configure

何もしなくてOKです!!! 

一応Chunk sizeについてちょっと一言で解説します。

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Configure - Transpose

 ちょっと一言

 Chunk size(チャンクサイズ)とは

唯一Configureで設定できるChunk size(チャンクサイズ)とは何かを簡単に説明します。

まずはGoogle検索の結果から。

英語表記は「Chunk Size」。「Chunk」の本来の意味は「塊」、「~を塊にする」で、転じてデータを区切る大きさのことを言う。
RAIDストライピングなどを行う場合、あらかじめデータサイズを決めI/Oを行う。使用するRAIDレベルにより、適切なチャンクサイズを設定する必要がある

引用: チャンクサイズとは ~ SAN・ストレージ用語解説

 

。。。専門用語が多くていまいちわからないですね。つまりデータの大きさですね。

私が解釈しているここでの意味合いは、「並列処理をするためのデータの塊」です。値が大きければ大きいほど、処理速度は速くなりますが、その分メモリを消費します。

簡単にまとめると、Chunk sizeは速度を早くするための設定ですかね。

 

おわりに

今回は他のNodeをサポートするためのNodeでした。気が向いたときにまたぼちぼち更新していきたいと思います。 ではまた!

 

 

 

参考リンク