はじめに
今回は新規Workflowの作成を通して、KNIME Explorerの勘どころを説明します。
新しいワークフロー(Workflow)を作ってみよう
早速新しいワークフローを作ってみましょう。
作り方は2つあります。好きな方で作ってみてください。
方法1:Tabから作成
File>New もしくは アイコンをクリックして新規作成スクリーンに映ります。
新規作成スクリーンでNew KNIME Workflowをクリックして、Nextを押します。
次にWorkflow名を指定してFinishを押せば新規ファイルが作成されます。
KNIME ExplorerのLocalの下に、新しいKNIME Workflowができていることが分かります。
また、新規ワークフローが白紙の状態でWorkflow Editorに自動的に開かれます。
もし開かれていない場合は、KNIME Explorer上で作ったファイルをダブルクリックしてみてください。
方法2:Workflows Explorerから作成
次にもう少し簡単な方法を説明します。
Localの下にワークフローを新規作成したいとします。Localの上で右クリックを押してみてください。すると、新規作成ボタン"New KNIME Workflow..."が現れます。
あとは方法1と同様に、新規ファイル名を指定して終了です。
新しいワークフローグループ(Workflow Group)を作ってみよう
次にWorkflow Groupを作ってみましょう。Workflow Groupとは、フォルダのことです。Localの下にWorkflowを作りすぎると、見づらくなってきます。そんな時にフォルダを作成すると、Workflowを整理できます。
Workflow Groupの作り方はWorkflowの作り方と変わりません。方法2の方法を使用してやってみます。まず右クリックから、メニューを表示し、”New Workflow Group...”をクリックします。
次に名前を指定して、Workflow Group(フォルダ)を作成しましょう。
さて、出来上がったWorkflow Group(フォルダ)下に先ほどのWorkflowを移動させてみましょう。
まずWorkflow Editorのタブを閉じます。
次にWorkflowをドラッグ&ドロップで移動させます。
WorkflowがLocalから、Blogフォルダの下に移動していることが分かります。
どうPCには保存されているのか?
先ほどから説明している通り、WorkflowとWorkflow Groupはファイルとフォルダの関係になっています。これは、実際にPCに保存されています。
前の記事でこんなこと書いてあったこと覚えていますか?
KNIMEの初期設定で指定したWorkspace(作業場所)を”Local”という名前で表示しています。WindowsでいうExploerでみれる画面と同じです。
実際に初期設定で指定したWorkspaceのパスにアクセスしてみると、下記のように保存されていることが分かります。
このイメージを持っていれば、KNIME Explorerの使用感も分かってくるのではないでしょうか。例えば一度閉じたKNIMEのファイルを開きたい際は、KNIME ExplorerでWorkflowをダブルクリックすれば開くといったことが分かると思います。
おわりに
今回はWorkflowの作り方を通して、KNIME Explorerの勘どころを説明しました。次回は実際に中身を作っていきたいと思います。