はじめに
お久しぶりです。自動化大好きまっきーです。今回はたまに使う便利Node、Empty Table Switchについて解説します。
値がないTable(空テーブル)ができてしまうと、途中でWorkflowが止まってしまったりする場合があります。そんな時このNodeを使ってエラー等を避けながら止まらないWorkflowを作っていきましょう!止まらないWorkflowを作っていくという意味では、用法はTry / Catch Errorsに近いかもしれませんね。
今回のテーマ ~Empty Table Switch~
覚えてほしいこと
空テーブルを避けてより止まりにくいワークフローへ
やりたいこと
「空テーブルの場合はString Manipulationの実行を避ける」
今回は、Table CreatorでExcelの社員表と同じカラムだけ定義して、空テーブルを作成しました。
ちなみに空テーブルだと、注意マークが表示されて「Node created an empty data table」という表示がされます。
Empty Table Switchの使い方
このNodeはConfigurationの設定が不要なので、用法だけ押さえておきましょう。
Workflow
Workflowは下記リンクからダウンロードできます。
空テーブルの発生を検知する - Empty Table Swtich – KNIME Hub
空テーブルだった場合は下に、値のある普通のテーブルだった場合は、上の矢印にInputを流していきます。
空テーブルの場合
値のあるテーブルの場合
Configure
何も設定が必要ないです!素晴らしい!
ちょっと一言
実際の用法
今回は説明のために簡単なWorkflowでお見せしていますが、実践的には下記のような形で使うことができます。
これは、Get Requestが失敗した時のためにリトライを何度かするWorkflowになります。この中で、Empty Table Swtichは、空テーブルの場合XPathの実行を避けるために使用されています。XPathは空テーブルだと動かないNodeです。
Workflowリンク:Response_Error_Retry – KNIME Hub
おわりに
久しぶりの投稿でしたが、いかがでしたでしょうか。Empty Table Switchは中級編でもいいかなと思うレベルで簡単だったかと思います。
今後解説してほしいNodeや用法などなど、ぜひリクエストいただければと思います。
また、最近講演・トレーニング依頼、開発依頼等も徐々に受け付けておりますので、よかったら問い合わせフォームもしくはTwitterのDMまでご連絡いただければと思います。
ではまた!
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参考リンク
- KNIME Hub(英語):