- はじめに
- 誰向けの記事か?
- 基本情報技術者試験(FE)とは?
- 独学で基本情報技術者試験に合格するためにすべき3つのこと
- Step1 - 基礎知識をつける
- Step2 - 午前対策 - 過去問道場をやりまくる
- Step3 - 午後対策 - 擬似試験をやってみる(過去問)
- ちょっと一言
- まとめ
- おわりに
- 参考リンク
はじめに
みなさん、こんにちは。 自動化大好きまっきーです。
今回は情報系出身ではない私が、
お金をかけずに、資格のためではなく最低限のITの基礎知識をつけながら、最短で合格したい
と思い、1ヶ月の独学で基本情報技術者試験に合格した方法についてお伝えしたいと思います。
試験は毎年行われていて、変更が行われていきますが、勉強法や使用すべき教材は基本的に変わらないと思います。気になる方は最新版の書籍を購入すれば対応できると思います。
変にいくつも参考書やアプリを買う必要はありません。たった一つ購入すれば合格できるはずです。
誰向けの記事か?
- 基本情報をこれから受験しようと思っている方
- 基本情報になかなか合格できずに困っている方
- 申し込んだ後、気づいたら試験1ヶ月前になっていた方
に特に見ていただきたいです。これを見て合格へのヒントを得ていただければと思います。
基本情報技術者試験(FE)とは?
まずそもそも基本技術者試験とは?というお話です。知っている方は飛ばしてください。
試験の立ち位置
まずは、この試験の立ち位置についてです。
基本情報技術者試験は情報処理推進機構(IPA)が運営する試験で、国家試験です。英語では、Fundamental Information Technology Engineer Examinationとなるので、FEと略されることもあります。
下図で分かる通り、IT会社に入った・入る予定があるのであれば最初に取っておきたい、登竜門的な試験になります。
引用:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験制度:試験区分一覧
開催時期
実施時期は例年、春と秋の2回です。
- 春期試験(4月第3日曜日)
- 秋期試験(10月第3日曜日)
申し込み時期はそれぞれ、下記の期間が目安です。祝日や状況によって変動する場合があるので、正しくはIPAのホームページをご覧ください。
- 春期試験(1月第2月曜日〜2月第2火曜日)約1ヶ月
- 秋期試験(7月第2月曜日〜8月第2火曜日)約1ヶ月
朗報!?
コロナウイルスの影響でCBT方式(PCでの受験)が採用され、受験可能な日付がかなり調整しやすくなっているみたいです。詳しくはIPAのホームページをご覧ください。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験:情報処理技術者試験制度:情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験(CBT方式)
受験料・申し込み方法
受験料¥5700(税込)です。
高いですね、、、1回で合格したいところです。
申し込みは、CBTの場合プロメトリック経由で行うようです。 以前はIPAのホームページから申し込みを行っていたので、IPAのホームページに従ってください。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験
難易度・合格率
ここまで基礎的な内容を網羅している試験ですが、合格率は25%前後のようです。ただし、IT系の試験の中で基礎的な立ち位置をとっていることから分かる通り、内容がそこまで難しいわけではありません。誰でも勉強すれば取れる試験です。
申し込みから受験まで、少し期間があるため油断するのかな?と勝手に推測したりしてます。(油断してた人より。)
公式統計情報:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験:統計情報
もう少し詳しく知りたい方は、下記のサイトをご覧ください。
なぜ受験すべきなのか?
受験動機はみなさん様々だと思います。私の場合は、非情報系出身の身でメーカーのIT部門に内定し、社員さんから、
「特に必須ではないけれども、常識的な内容が詰まった内容だから、情報系出身ではない人にとって、取っておいて損はない資格」
と言われたことをきっかけに受験を決意しました。
私の思いつくこの試験を受験するべき理由をあげておきます。
- ITの基礎知識が包括的に勉強できる
ITと一概にいっても広いですよね。やっていることはみんなそれぞれ違います。違うとはいえ、全てのITに関わる人が最低限持つべき基礎知識を、資格という分かりやすい形にしたものがこの資格だと思います。
- IT会社で人として扱われる
少し大袈裟にも聞こえますが、この資格を持っていないと、人として扱われない会社もあると冗談混じりで聞いたことがあります。それくらいにITの基礎を図るにはちょうどいい試験になっているということでしょうか。
- 就活で勉強できる人・ある程度優秀な人として見られるかもしれない
この試験は、IT系の会社にて入社1、2年で取得必須になっていることが多いです。
特に文系の人や、非情報系の人がこの資格を就活時に持つことにより、少なくともIT業界に興味があること・やっていけることはアピールできると思います。
新卒採用の場合はポテンシャル採用だと思うので、これを持っていなくても問題ないと思いますが、持っている人といない人の最後の2人で選ぶときに少しだけ力になるかもしれないですね。
- 昇給できる
これは人によって違うと思いますが、これらの情報系の資格が昇給の基準になっている会社もあると思います。資格って分かりやすいですもんね、基準として。
- 履歴書に書ける
基本情報技術者試験は、国家試験です。
履歴書の資格欄に国家試験を書けると、嬉しくないですか?
受験時の筆者の状況
私は、平成30年の秋期試験で1発合格しました。その時は下記のような状況でした。
- 理工系の学生。
- IT系の基礎知識はゼロ。Excelは使える。
- 金欠。
- 研究の実験に追われている時期で、事前に勉強しようと思っていたものの直前になってしまった
- メーカーIT部門に内定し、必要はないけど取っておくと良いと社員さんからアドバイスを受けたので自腹で受験を決意
こんなだったので、とにかく
お金をかけずに、資格のためではなく最低限のITの基礎知識をつけながら、最短で合格したい
というとても欲深いことを考えてました。
実際、1発合格できたので資格対策という意味ではうまくいったのだと思います。点数のスクリーンショット残しておけばよかったんですが、その時はブログを書くなんて全く思っていなかったので残っていませんでしたすみません、、、
合格基準が60%以上のところ、80%ほど取れたと記憶しています。試験終わった後に、受かったなと思った記憶があります。
独学で基本情報技術者試験に合格するためにすべき3つのこと
前置きが長くなってしまいました。ここから本題の、「基本情報技術者試験に短期間で合格するためにすべき3つのこと」について詳しく解説したいと思います。
以下の3つを抑えれば無駄なく合格まで勉強できると思います。
- 基礎知識をつける (試験概要・ITの基礎知識)
- 午前対策 - 過去問をやりまくる(過去問道場)
- 午後対策 - 擬似試験をやってみる(過去問)
勉強時間の目安 - これが1ヶ月プランだ!
全くのIT初心者であと1ヶ月しかない人は、1週間に計30時間 (平日3時間 休日 8 時間)は確保した方がいいと思います。正直1ヶ月はかなりキツいです。Week1, 2でいかに早く基礎を固められるかがカギですね。
2ヶ月など、時間に余裕のあるひとは、Week1、Week2でもう2週間、Week3, Week4を1, 2週間増やしてあげてください。午後試験は午前試験の基礎知識あってこそ解けると思います。午後問題の取り掛かり時期についても後述します。
- Week1 - 基礎知識をつける(拾い読みの読書)
- Week2 - 午前対策 - 過去問道場をやりまくる(計30時間)
- Week3 - 午後対策 - 単発試験をやってみる
- Week4 - 午後対策 - 擬似試験をやってみる
人によってスピードは違うと思うので、何時間必要ですとは一概には言えませんが、各StepでこれができればOKというのを提示するのでそれを達成するまで行ってください。
早めに午前対策を完了させて午後対策に移れるかが合格へのカギです。
それでは具体的な対策を見ていきましょう。
Step1 - 基礎知識をつける
まずは、「基礎知識をつける」です。当たり前ですが、かなり重要です。
これは、基本情報処理の試験の内容だけではなく、試験範囲や試験配点、時間配分の戦略などの試験概要を含みます。
Step1.1 - 試験概要を知る
試験概要を知っていることは合格するために非常に重要です。時間がなくて焦っていたとしても、必ず知ってから対策に取り組んでください。
勝とうとしている相手を知らなかったら、力を入れるべき場所が分からないですからね。意外とこれをすっ飛ばして、勉強し始めてしまって、重要でないところに時間をかけてしまう人多いと思います。
合格基準
まず、基本情報技術者試験は午前問題と午後問題の2つ種類があります。
合格するには、午前と午後ともに100点中60点以上取る必要があります。
試験時間
試験時間は午前午後それぞれ150分 (2時間半)ずつあります。
午前試験:9:30 ~ 12:00
午後試験:13:00 ~ 15:30
試験範囲・配点
試験範囲と配点が分かれば、集中して勉強すべき内容が分かります。
午前問題の試験範囲・配点
午前問題は、大きく分けて3つの範囲があります。
- ストラテジ系(20問 = 25点)
- マネジメント系(10問 = 12.5点)
- テクノロジ系(50問 = 62.5点)
配点は固定で1問1.25点です。48問正解できれば、午前は合格です。
どんなに難しい計算問題でも1.25点ですし、過去問と全く同じ問題でも1.25点です。
午後問題の試験範囲・配点
午後問題は設問を選ぶ形式です。2021年4月から形式が変わるようです。今までは設問数が13問あったのですが、今回から11問に減っています。また、選択分野も少し制限されました。
そして、2020年から配点も変更されました。各設問の配点が大きくなったので、取れるところで出来るだけ取って行きたいですね。
問1 - 必須 |
情報セキュリティ |
必須1問 |
20点 |
テクノロジ系 |
問2〜問5 2問選択 |
ソフトウェア・ハードウェア |
4分野から3問出題 |
15点× 2 |
|
データベース |
||||
ネットワーク |
||||
ソフトウェア設計 |
||||
プロジェクトマネジメント |
4分野から1問出題 |
マネジメント系 |
||
システム戦略 |
ストラテジ系 |
|||
経営戦略・企業と法務 |
||||
問6 |
データ構造及びアルゴリズム |
必須1問 |
25点 |
テクノロジ系 |
問7〜問11 1問選択 |
5問中1問選択 |
25点 |
||
特に問6のアルゴリズムは、プログラミングを少しでも触ったことがないと結構きついです。でもどこでも使うとても大切な考え方なので、ぜひ習得したいですね。考え方自体は同じなので、過去問で慣れて行きましょう。半分でも点数取りたいところです。
選択問題を何にすべきかはかなり悩ましいですよね。
マネジメント系・ストラテジ系の1分野に絞ってしまうと、出題されなかった時のショックが大きいです。かといって、テクノロジ系で攻められるかをと言われると少し難しいです。
私のオススメは後ほど解説します。
午前試験 時間配分・試験の取り組み方
「まずはサッと解き、2週目で見直す」
午前は1問約2分の計算で、過去問からの流用が多いことを考えると時間は余裕です。ですが、ダラダラやっていたらダメです。集中力の続いている間にサッと終わらせてしまうのが吉です。
Tipsは1回目サッと解き、メモに後から見直すため○△×のマークをつけておきましょう。
これは、
○:自信アリ、見直す必要なし
△:ちょっと自信ないかも、後で見直す
×:自信なし、後で時間をかける
を意味しています。
1分考えてダメならマークをつけて後からじっくり取り組みましょう。
全ての見直しが終わって、80問中48問は少なくとも合っているでしょ。と思ったら途中退出を使って午後試験に備えることをオススメします。
昼食をゆっくりとったり、昼寝したり、、、
午後試験 時間配分・試験の取り組み方
午後は時間の余裕がありません。時間配分を勉強の段階から意識することが重要です。
まずは、傾向分析です。
まず勉強して確実に点数が上がるのが、前半3問の50点です。
そして、難易度や相性でばらつくのが後半の2問の50点です。
合格点が60点なので、
前半で8割(40点)、後半で5割(25点)
を取っていれば合格でしょう。この目標点数を意識しながら勉強することが大切です。
目標得点・時間配分の詳細はこんな感じです。
設問番号 |
分野 |
選択形式 |
配点 |
目標得点 |
時間配分 |
大項目 |
問1 - 必須 |
情報セキュリティ |
必須1問 |
20点 |
15点 |
20分 13:00 ~ 13:20 |
テクノロジ系 |
問2〜問5 2問選択 |
ソフトウェア・ハードウェア |
4分野から3問出題 |
15点× 2 |
12点× 2 |
15分 13:20 ~ 13:35
15分 13:35 ~ 13:50 |
|
データベース |
||||||
ネットワーク |
||||||
ソフトウェア設計 |
||||||
プロジェクトマネジメント |
4分野から1問出題 |
マネジメント系 |
||||
システム戦略 |
ストラテジ系 |
|||||
経営戦略・企業と法務 |
||||||
問6 |
データ構造及びアルゴリズム |
必須1問 |
25点 |
12点 |
40分 13:50 ~ 14:30 |
テクノロジ系 |
問7〜問11 1問選択 |
5問中1問選択 |
25点 |
12点 |
40分 14:30 ~ 15:10 |
||
この時間配分で、勉強して慣れておきましょう。
お気づきかもしれませんが、ギリギリではなく余裕を持っています。練習の時にこの時間で終わっていれば、本番何かあったとしても対応できますよね。
余った20分は、時間内に解ききれなかった、時間をかければ取れそうな問題に回します。重要なことは、延長は認めないというルールを自分で持っておくことです。各セクション終了予定時間(13:20 / 13:35 / 13:50 / 14:30 / 15:10)だけ頭に叩き込んでください。そうすれば、各設問終わった時点で今時間が足りそうなのか、足りなさそうなのかわかると思います。時間を区切ることは、集中力を絶やさないためにも重要です。
試験当日の準備
これは当日受験するときのTipsのような形ですね。当日は時間に余裕を持って行動しましょう。早めについて会場の雰囲気に慣れておきたいところです。
当日の持ち物
- 受験票(証明写真付き)
- 筆記用具
- 腕時計
- お昼ご飯
があれば受けられます。
Step1.2 - 午前問題の出題傾向と対策を抑える
「過去問をやり続けて解答まで体で覚えてしまう」
午前問題は、80問中なんと約40問が過去問からの流用です。しかもそのほとんどが、選択肢の並びすら変わっていないものです。つまり、あなたが過去問の解答をもし全部覚えていたとしたら、半分はすでに正解していることになります。
合格ラインは48問の正解なので、あなたは新しい問題を40問中8問正解できれば合格できます。
どうですか?これが合格率約25%の国家試験ですよ?
過去問さえ覚えてしまえば、鉛筆を転がしても受かりそうですよね。
また、下記の分析も見逃せません。
また、全試験回を通じて直近2回の過去問題から流用されたことがないという事実が認められます。このデータから、午前問題作成のルールとして直近2回分からは流用をしない取り決めが存在していることがわかります。
どうですか。直近2回以外の過去問についてもその半分が過去問の流用なことを考えると、自ずと出題問題決まってきそうじゃないですか?
過去問やり続けましょう。
Step1.3 - 午後問題の出題傾向と対策を抑える
「取り組む分野を絞って、過去問で時間配分と傾向をつかむ」
午後の試験は数学の問題のような形で、出題パターンはありますが、全く同じ問題が出ることはありません。問題を選択する形なので、ある程度午後の問題の傾向を掴んで絞ったら、あとはひたすらにその分野の問題だけを解き続けましょう。
午後は時間配分が非常に重要です。勉強時に時間を計測しながら行って、時間配分を体に叩き込みましょう。
午後試験の選択問題 おすすめ
私のオススメは、
「ソフトウェア・ハードウェア」「ソフトウェア設計」を重点的に勉強する
「マネジメント系・ストラテジ系」を満遍なく勉強する
パターンです。
理由は、似た問題が出やすい、取っ掛かりやすいです。
まず、重点的に勉強すべき、「ソフトウェア・ハードウェア」「ソフトウェア設計」の分野は同じような問題が出やすいため、過去問で対策しやすいです。過去問で対策できれば、高得点を取る確率が高くなります。変に難しい問題がいきなり出てきて、得点するはずだったのに取れなかったという自体は避けたいところです。
そして、満遍なく勉強すべき「マネジメント系・ストラテジ系」は、1問しか出題されないため、絞って勉強してしまうと運要素が強くなってしまうため、第2候補として出しています。また、この分野は時間をかければ解けることが多い文章題になっています。もし、極端に簡単そうであったり、重点的に勉強していた分野があまりにも難しかった場合は、「マネジメント系・ストラテジ系」から選択するという判断を試験中にすると高得点が狙えると思います。
なので必然的に、午後の選択問題は、3問中2問という形になりますね。
その他の分野を却下した理由は下記の通りです。
データベースは、SQLを知っていて使える人であればいいですが、そんな人であればこのブログを見なくても受かると思って無視しました。この分野は、同じような問題が出るため対策はしやすいと思いますが、SQLを勉強するハードルが思いのほか高いのでなしにしました。
ネットワークは、個人的に吐き気がするので却下です!
というのも一つの理由ですが、主な理由として、傾向が掴みにくく範囲が広いことがあげられます。
ソフトウェア開発の選択問題
プログラミング言語の選択問題については、表計算がオススメです。難易度にムラがあまりないと思うからです。他の言語で自信がない限り、表計算でいいのではないでしょうか。
Step1.4 - ITの基礎知識を学ぶ
さて、勉強法の本題に入ります。
まず、何も考えずに下記の本を買いましょう。この本は、問題に答えられるようにするために読むというよりかは、何も知らない人がITの基礎を幅広く抑えるための土台を作るために読むイメージです。
全部で20章、約650 ページあります。ページ数にびっくりするかもしれませんが、かなり図や漫画が多いので案外スラスラ読めると思います。
これをまずは流し読みしてください。章末についている問題は解かなくていいです。この本を使う目的は、点数を取るためではなくそもそもを理解するためです。
可能であれば、2、3回流し読みするといいです。用語は今はまだ覚えなくてもOKです。
Step2 - 午前対策 - 過去問道場をやりまくる
さて、ここから実際に合格するための方法について解説です。上で解説した通り、午前の対策は、
「過去問をやり続けて解答まで体で覚えてしまう」
でした。それにピッタリな無料サイトが過去問道場です。
もう、過去問道場様様になると思います。なんと、過去問演習が1問1答形式で演習できるだけでなく、自分の傾向まで分析できるので驚きです。
これが無料なんて、、と思うくらいです。
ブックマーク必須です。アカウントを作って携帯でもパソコンでもすぐにログインできるようにしておきましょう。
過去問道場を終了しても良い基準
過去問はやればやるほどいいですが、時間もないですよね。どれほどやればいいの?という声にお答えするために、これで余裕合格可能だなと思う基準を、書いておこうと思います。
「過去問道場で、各分野70%以上、得意な分野は80%以上の正答率」
ここでもう一度配点をおさらいです。
- ストラテジ系(20問 = 25点)
- マネジメント系(10問 = 12.5点)
- テクノロジ系(50問 = 62.5点)
ちなみに私の過去問道場の結果はこんな感じでした。テクノロジ系弱い、、、
このくらいあれば、余裕で午前合格できます。そして、これくらいあれば午後試験のための基礎力が身についていることでしょう。
PCだけでなく、スマホからでもアクセスできるので、変なアプリや講習を受けずともこれでひたすらに勉強することをオススメします。
Step3 - 午後対策 - 擬似試験をやってみる(過去問)
続いて、みなさんが次々と落ちていく午後の対策についてです。対策方針をもう一度おさらいします。
「取り組む分野を絞って、過去問で時間配分と傾向をつかむ」
何度も繰り返しますが、一番の難関は時間配分にあります。午後は時間との勝負です。勉強している時から時間を計測して、目標時間に間に合っているか、どれくらい時間が立っているかを演習しましょう。
また、分野を絞って勉強することをオススメします。これは、当日何が起こっても最低限60点を確保するための防衛ラインです。
また、午後の対策は、過去問でOKです。過去問の解説は、ネット上に上がっていたりするので自己採点する時にはネットで検索してみてください。
1ヶ月プランの中でも午後試験は2週間取っています。
- Week3 - 午後対策 - 単発試験をやってみる
- Week4 - 午後対策 - 擬似試験をやってみる
単発試験というのが、各セクションごとに試験を行う方法です。例えば問1を重点的に時間を計りながら何年分も行うという感じですね。そうすることにより、問題の傾向を掴むことができます。
次に、模擬試験です。これはその名の通り、(可能であれば)試験当日と同じ時間帯で、過去問を通しで行ってみることです。これにより、実際の時間配分がよりわかります。この練習で余った20分の使い方をどうするかを習得できます。
過去問をダウンロードしまくりましょう。
下記の方法が便利です。
ちょっと一言
ITパスポートは受けるべきか?
ITパスポートという基本情報の午前試験の範囲を狭くした内容の試験があります。この試験はかなり簡単で、申し込めば近くのパソコン教室で受けることができます。
結論をいうと、私は受けなくていいと思っています。
ちなみに私は、基本情報を受ける前に受けて合格しています。軽く勉強して常識レベルの知識があれば通ると思うので、徐々に進んでいっている感じを味わいたければ、とってもいいと思います。この試験は全く就活等にはプラスに働かないと思っていますが、気軽に取りに行けて結果もすぐわかるので、それはいい点かもしれませんね。
まとめ
だいぶ長くなってしまいました。最後にキーポイントだけまとめます。
独学で基本情報技術者試験に合格するためにすべき3つのこと
1. 基礎知識をつける (試験概要を知る・ITの基礎知識)
1. 本ブログを読んで試験概要を把握する
2. キタミ式イラストIT塾を読んで、基礎知識を理解する
2. 午前対策 - 過去問をやりまくる(過去問道場)
「過去問道場で、各分野70%以上、得意な分野は80%以上の正答率」を出すまでひたすら過去問を解き続け解答を体で覚える
3. 午後対策 - 擬似試験をやってみる(過去問)
「取り組む分野を絞って、過去問で時間配分と傾向をつかむ」
時間配分・目標得点を勉強時点から意識する。
「ソフトウェア・ハードウェア」「ソフトウェア設計」を重点的
「マネジメント系・ストラテジ系」を満遍なく勉強しておく。
おわりに
かなり長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。少しでも合格の助けになれば嬉しいです。資格取得したのが学生時代なのに今これを書いた理由は、妹が直近の基本情報技術者試験に不合格だったためです。。
時間をかけたのになんで合格できなかったんだろうか、、という方、何かしらのヒントをつかんでいただけると幸いです。
私は普段、自動化に関する記事を書いています。よかったらスター、Followよろしくお願いします!ではまた!
余談
最近ゆるキャンをみて、めちゃめちゃキャンプ・旅行に行きたくなってきました。ソロキャンもしたいな〜
綺麗な景色みるって、ほんと心が落ち着きますよね。山の奥で働きたい今日この頃です。あとは、キャンピングカーを買って、旅しながら仕事したいですね。夢ばっかみてます。
以下私のソロキャン用小物買いたいリストです。ゆるキャンに出てくる道具の種類を踏襲しつつも、安いものを選んでます。
参考リンク
*1:
シラバスの試験範囲です。
引用:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_6.pdf
ちなみに以前(2019)までの配点はこんな感じでした。